座標を打つ

吉田ろくです。
今日は個性について書きたいと思います。

文化の多様化が進んでいる今、個性というのは強力な武器になります。
自分を売り込むときに、他人にはないこれがあるというのはアピールになると同時に自信にもつながります。
私は昔から普通が嫌いだったので、個性を求めて色んなことをやってきました。
率先してふざけて笑いを生み出したり、奇抜な髪形や服装に挑戦してみたり。
こう書くとそこまで個性的なようには見えませんが、そうして私は他者の注目を集めてきました。
ですが最近私は、自分の個性をなかなか表現できなくて悶々としていました。
そもそも個性なんか自分から染み出るものなのだから、とりあえず何でも量産すればそこに自分らしさが生まれるのではないかと考え、思考停止になっていた気がします。
しかし今日、それが間違いであったことに気が付きました。
個性というのは、一貫しているものです。
それまでのストーリーを孕んだものを表現することで、個性につながるのではないか。
グラフ上に線が描かれていて、急に的外れなところに点が表れても綺麗な線にはならないように、それまで伸びた線を踏まえたうえで適した座標を打つ。
そうして現れた滑らかな線が、個性なのだと感じました。
自分らしさは染み出るものではなく、表現するもの。
当たり前ですが、ちゃんと頭を使って表現することが自分らしさを売りにできる方法かもしれないです。