脳の右側で描け(1)

吉田ろくです。
今日は「決定版 脳の右側で描け」を第一章まで読みました。

決定版 脳の右側で描け

決定版 脳の右側で描け

 

僕は小1の時から約3年間、絵画の教室に通っていたのですが、辞める直前に一度だけ絵のコンクールで金賞を獲ったことがあります。
今まで生きてきて賞と名のつくものを獲ったことがあるのはそれだけだったので未だに覚えているのですが、今となっては絵は全く描けません。
最近は字を書くためにペンを持つことすら稀で、絵を描く機会なんて全くの皆無。
そんな僕が何故この本に魅力を感じたのかというと、このタイトルです。
「脳の右側で描け」
僕の記憶が正しければ、左脳が理性的な部分、右脳が感覚的な部分をつかさどっていた気がします。
僕は何に対しても理由を考えてしまう性格で、それで考えすぎてしまうことが多々あります。
それと数学が得意だったこともあり、僕はいつも感覚よりも理性が先行しすぎているのではないかと思っていました。
もっと感覚的に生きたい。つまり、右脳的に生きたい。
第一章まで読んでも、やはりその悩みにこの本はうってつけもものでした。

この筆者はアメリカで美術講師を行っている方で、この本が出版された2011年のアメリカでは、知覚よりも思考の方が重要だとされ、知覚に関する教育が怠っていると指摘しています。
さらに筆者は知覚は思考を助けるものだとして、思考だけを伸ばす教育は間違っていると記述しています。
これは『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』に書かれていた正解のコモデティ化に通じる話です。
つまり、数年前のアメリカだけでなく、現在の日本でも知覚に関する教育は必要であることが言えると思います。
その他にも筆者は、知覚の勉強をすることによってものの見方が変わるというようなことも書かれています。
正直に言うと最初この本が届いたときは「ただの教科書やん…」と思ってしまったのですが、この本によって自分にどんな変化があるのか、長期的に挑戦したいと思います。
続く。