『カメラを止めるな!』が面白くなかった理由(ネタバレ有)

吉田ろくです。

今日は先日観た話題の映画『カメラを止めるな!」の感想を書きたいと思います。

僕は正直に言うとあれ、面白くなかったです。
ストーリーを簡単にまとめると、くそつまんないホラー映画に見せかけて実はテレビの番組で、撮影を進める上で問題が生じたところを無理やり辻褄を合わせようと奮闘するコメディ映画になっています。

そこでこの映画の面白さの肝の部分って、くそつまんないホラーに見せかけることだと思うんですよね。だけどあまりに世間で面白いと話題にされているあまりに、あの最初の30分の部分を観ても、ああここまでつまんなかった部分の伏線をこれから回収するんだろうな、という予測ができてしまいました。
この作品は面白い、という期待値が低い人から見ると、つまらなかった部分のギャップでこれは面白い!となるのかもしれませんが、どうしてもあそこまで期待値が上がってしまった分ほどのどんでん返しとは思えませんでした。
言い換えると、まだ話題になる前に観ていたらとても楽しめたとは思います。だけど、なんで話題になったのかということを考えてしまい純粋に作品にのめりこめませんでした。

これは面白い作品なんだという先入観が、作品を面白くなくしてしまった。
そのような感想をこの映画では抱きました。