2年前の今日僕は富士山にいた

吉田ろくです。

今日は写真フォルダを見返していたら、ちょうど2年前富士山に登っていたのでそのことについて書こうと思います。

富士山を登るには4つのルートがあるのですが、僕は我が名でもある吉田ルートを登りました。
吉田ルートは比較的初心者向けのルートで、登っている大半の人はツアーで、半分ぐらいは外国人の方だったと思います。
僕は友達2人と8合目の山小屋を予約して、そこを朝早くに出発して山頂でご来光を拝む予定でした。
しかしやはり山の天気は変わりやすいのか、ちょうど山小屋についたころに雨風が強く降り出して、朝になると山小屋の人に今外に出ると危険だと言われて山頂まで行くことは断念せざるを得ませんでした。
結果、日が出て雨が止んだころに山小屋をでて火口まで登って、そのまま下山しました。
まあそれでも登山は初めてということもあり十分楽しかったのですが、唯一頂上まで登れなかったのが心残りなので近年中にまた挑戦したいと思っています。

話は前後しますが、富士山に登ったことで一番印象に残っているのは山小屋で働いている人たちのお客さんへの対応です。
友達が山小屋で予約していた弁当を食べていて「レンジとかありますか?」と質問をしたところ、「ないです。コンビニじゃないんで」というぶっきらぼうな返事が返って来ました。
その他にも具体的には覚えていないのですが、宿泊客に対して普通のお店ではありえないような雑な対応をしていた記憶があります。
そこで僕はひとつの仮説を立てました。
8合目にある山小屋というのは、酸素も薄いし500mlの水は500円するしトイレを使うのにもお金がかかります。
運営するには地上から物資を運ばねばならず、生活するだけでも大変な環境です。
そんなことも知らずに観光できていつもお客様気分でくる宿泊客に厭世的な気持ちになっていたのではないかと思います。
確かに、いつもその厳しい環境にいる側に人間の気持ちを想像すると、僕の友達の質問なんて「山なめんなよ」とでも言いたくなります。
実際僕が下ったときには救急車が止まっていたりして、やはり厳しい環境であることは間違いないのだなと思いました。
僕はそれで決して山小屋のお兄さんたちを軽蔑したわけではありませんが、日本の中にいながらもやっぱり日本っていい国なんだなと実感しました。
まあ僕はその山小屋しか行っていないので、たまたまその山小屋の人たちがそうだったのかもしれませんが。
次に登るときは他の山小屋を予約してみたいと思います。