何者にもなれます

吉田ろくです。

今日は才能について書きたいと思います。

僕は抱負というものが嫌いでした。
今年は~になるとか、~をするとか、口に出してしまえば逆に叶わないような気がして。
docomoのCMで「未来は得てして常識の外にある」というセリフが妙に心に残って、ああこうなればいいなあ、なんて思ったことは大体叶わなかった。
じゃあ願いなんか持ったって無駄じゃんって、心のどこかで思っていたような気がします。
逆に言うと、口に出すほどに叶えたい夢もそれほどになかったのかもしれません。
どこかで最初から半分諦めてる自分がいて、どうせ思い描いた未来には行けないんでしょ?ならどうせなら肩の力抜いて生きようかなって。
ルフィはいつも大声で夢を語るけど、その自由な心が羨ましかった。

ずっと惰性で生きてきたから、そのぶん人よりも遅れて人生を歩んでいる気がします。
望んだ何かが手に入らなくて、悔しがるでもなく、まあこういうもんでしょって自分を許し続けているうちにここにいました。
それでも僕は人だから、今でもなにかを願わずにはいられずに生きています。
そして追い打ちをかけるように、世界はいつも思わせぶりなことばかりしてきます。
あまりに毎度のことだから、唯一僕に才能があるのだとしたら、思わせぶりなことをすることかもしれないです。
でもそれが本当に思わせぶりなのかは、未来でしか証明できないから「未来は得てして常識の外にある」のなら、これからもそれを信じて戦ってみようと思います。