弱くても勝てます

吉田ろくです。

今日は甲子園が終わりました。僕はスポーツにはあまり関心がなく、甲子園もあまり見たことがなかったのですが、昨日ツイッターに「#吉田くん」がトレンド入りしていたので勝手に親近感がわき、バイト中にひそかに「頑張れ~」と応援していました。
結果は残念なことに大敗してしまったようですが、同じ吉田の姓を持つ者としてこれだけ世間に取りざたされるのは、なんだか誇らしい気がします。
正直吉田くんがなんでこれだけ注目されているのか詳しくは知らないのですが、それほどの番狂わせがあったみたいです。
もともと吉田くん率いる金足農業が強くて期待のチームだったら、これほど話題にはなりませんでした。
全然予想もしていなかったところが勝ち進んできた。
無名だからこそ有名になれた。
その軌跡がこの感動を生み出したんだと思います。

しかしここで金足農業が勝って優勝すれば、それほど熱い展開はなかったかもしれませんが、僕はあえてここで優勝してしまわない吉田くんは憎いなーと思ってしまいます。
なぜなら今回の金足農業しかり、人の心が動くのは、圧倒的な力による勝利よりも、弱さを乗り越えた先にある勝利です。
順当に勝ち進んで優勝するよりも、敗者復活戦からの優勝の方が美しい。
ここで負けてしまったからこそ、次につながるなにかがある。
弱さを知った者にしか、生み出せない感動がある。
吉田くんはもうすでにスーパーヒーローですが、まだきっとそんなストーリーを残しているんじゃないかと期待しています。